開発タイムラインという最重要資産を守る。
計画遅延リスクを排除する、戦略的被験者リクルーティング。

40年超・2,200試験以上の実績と、約40万人の大規模パネル基盤 。私たちは、単に被験者を集めるのではありません。貴社の臨床開発タイムライン全体をリスクから解放し、研究開発資産の価値を最大化します。第I相試験における短期での数百名動員から、希少疾患における「最後の1人」の探索まで、私たちの「確定力」が、FPIを前倒し、LPIを計画通りに達成させます。  

  • ✅ あらゆる開発フェーズに対応: 第I相~第III相、医師主導治験、市販後調査まで、2,200試験以上の実績が最適な募集戦略を導きます 。  
  • ✅ 医療専門職による実現性診断: CRCや看護師がプロトコルの実現可能性を計画段階から診断し、潜在的なボトルネックを特定・解消します 。  
  • ✅ 厳格な適格性評価(I/E Criteria)に基づく高精度スクリーニング: 検査値、治療歴、併用薬などを精査し、適格性の高い候補者のみを抽出。スクリーニング失敗率を低減します 。 

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その募集計画、3つの「遅延リスク」を抱えていませんか?

どんなに優れたプロトコルも、被験者が計画通りに集まらなければ、絵に描いた餅に終わります。
スケジュール遅延は、莫大な追加コストと、熾烈な開発競争における機会損失に直結します。
貴社のプロジェクトに潜む、これらの体系的なリスクをご確認ください。

【計画の壁】
甘い見通しが、プロジェクト全体を蝕む。

課題: 必要症例数、期間、募集難易度の見立てが曖昧なまま計画が進行し、後になって「こんなはずではなかった」という事態に陥る。非現実的な計画は、予算超過とチームの疲弊、そして最終的なマイルストーンの未達を引き起こします 。  

リスク:
募集期間の長期化、予期せぬ追加コストの発生、そして開発計画全体の信頼性低下。

【条件の壁】
求める被験者が、どこにもいない。

課題: 希少疾患、特殊なバイオマーカー、ニッチな治療歴など、適格性評価基準(I/E Criteria)が複雑化・厳格化する中で、母集団の規模が全く見えない。候補者は集まっても、スクリーニング通過率が想定を大幅に下回り、無駄なコストだけが増大します 。  

リスク:
スクリーニングコストの高騰、FPI(First Patient In)の遅延、競合に対する開発優位性の喪失。

【リソース・運用の壁】
煩雑な業務と不測の事態が、研究の本質を阻害する。

課題: 候補者への連絡、日程調整、多段階リマインド、同意取得後の脱落、謝礼支払といった膨大な付帯業務が、本来集中すべき研究開発業務を圧迫する。さらに、当日の欠員や長期試験での脱落が、データの品質と統計的検出力を脅かします 。  

リスク:
研究チームの生産性低下、データ品質の劣化、追加募集による手戻りコストの発生。

その「壁」を突破する、インクロムの3つの基盤

① 医療知見に基づく『戦略設計』が、【計画の壁】を突破する。

Fact:
私たちは、まず貴社のプロトコルを2,200試験の実績データと照合し、その実現性を客観的に診断します 。CRC、看護師といった医療専門職が、潜在的なリスクを特定し、現実的なKPI(到達数/適合率/充当見込み)を設定。医学的観点から、募集が困難な条件を事前に回避する代替案や、より効率的な集団を特定する戦略をご提案します 。  

Benefit:
募集開始前にリスクを可視化し、データに基づいた現実的な計画を策定することで、手戻りのない効率的なプロジェクト進行を実現します。これは単なる計画ではなく、成功確率を高めるための「戦略的リスクアセスメント」です。

② 約40万人の『大規模パネル基盤』が、【条件の壁】を突破する。

Fact:
登録パネル約40万人、うち実働30万人以上のデータベースには、疾患名、服用歴、臨床検査データなどの詳細情報が紐づけられています 。この緻密なデータを活用し、貴社の厳格な適格性評価基準(I/E Criteria)に合致する候補者を、極めて高い精度でリストアップします。  

Benefit:
広範な母集団に闇雲にアプローチする非効率なプロセスを排除します。精密なターゲティングにより、スクリーニング通過率そのものを向上させ、一人当たりの登録コストを最適化。FPI達成までの期間を大幅に短縮します。

③ 募集から運営までを担う『一貫サポート体制』が、【リソース・運用の壁】を突破する。

Fact:
募集・スクリーニングから、日程調整、多段階リマインド、謝礼支払事務まで、すべての実務を私たちが巻き取ります 。さらに、過去の類似案件データに基づき脱落率を予測し、それを補うための戦略的なオーバーリクルートや「オンコール(待機)被験者」を組み込んだ「頑健な(Resilient)試験計画」を標準でご提供します 。  

Benefit:
偶発的な欠員に左右されない、安定した被験者供給を実現します。貴社のチームが研究開発という本来のコア業務に100%集中できる環境を構築し、プロジェクト全体の生産性を最大化。計画されたデータポイントの完全な収集を支援し、試験のタイムラインと統計的検出力を保護します。

あらゆるフェーズと領域の、募集ニーズに応えます。

早期開発段階の健康成人試験から、大規模な患者対象試験、市販後の長期調査まで。
貴社の研究開発計画における、あらゆるフェーズの被験者募集に対応します。

① 第I相試験/健康成人対象試験

厳しい条件下での「安全性」の検証を、質の高い被験者確保で支えます。

課題: FIH(First-in-human)試験、長期入院や頻回な来院を伴うPK試験など、協力へのハードルが高い。

インクロムの実行力: 治験への理解度と協力意識が高い若年層パネルへの的確なアプローチで、厳しい条件下でも計画通りの候補者を確保します 。  

② 第II相・第III相試験/患者対象試験

「有効性」と「安全性」を証明する、鍵となる患者様を探し出します。

課題: 生活習慣病、皮膚科・眼科等の専門領域、希少疾患など、特定の疾患・治療歴を持つ患者様の探索。 

インクロムの実行力: 約40万人のパネルが持つ詳細な疾患・治療歴データを活用し、広範な領域で、プロトコールに合致する患者様を的確にリクルートします 。  

③ 学術研究(アカデミア支援)

独創的な「知」の探求を、柔軟な被験者募集で実現します。 

課題: 前例のない条件設定、大学独自の倫理審査プロセスへの対応、学会発表から逆算したタイトなスケジュール。 

インクロムの実行力: 医学・薬学系から心理学・社会科学系まで、多様な研究デザインに柔軟に対応。計画段階からのフィジビリティ相談で、研究の実現を伴走支援します 。  

④ 市販後調査(PMS)・観察研究

市販後の「リアルワールドデータ」収集を、的確な対象者選定で支援します。 

課題: 特定の使用経験を持つ患者様の長期追跡、疾患レジストリの構築。 

インクロムの実行力: 服用歴や治療歴といった詳細なパネル情報を基に、特定の薬剤を使用中の方や、長期的な協力が可能な方など、市販後のエビデンス構築に不可欠な被験者募集を実行します 。  

実績が、私たちの実行力の証明です。

私たちは、あらゆる難易度の募集課題に対し、具体的な成果で応えてきました。

Case 01【希少疾患:ピボタル試験の救済】

課題: 他の複数のPRO(被験者募集支援機関)が6ヶ月間停滞させた希少疾患の募集。プロジェクト中断の危機に瀕していた 。  

インクロムの介入: 当社パネルに対し、関連キーワードで広域一次スクリーニングを実施。ヒットした候補者に対し、CRC(臨床研究コーディネーター)がプロトコルに基づき一人ひとり電話で二次スクリーニングを行い、適合性を精密に確認 。  

定量的成果: 介入開始からわずか2週間で目標3名を確保。停滞していた試験を即時再開させ、開発スケジュールを6ヶ月短縮し、数億円規模の機会損失リスクを回避した 。  

Case 02【患者対象試験:スクリーニング効率の劇的改善】

課題: 特定の検査値(例:HbA1c 7.0%)を持つ糖尿病患者の募集で、候補者は集まるものの、治験実施医療機関での本スクリーニング脱落率が高く、非効率だった 。  

インクロムの介入: データベースで条件に合致する可能性のある候補者に、当社の提携医療機関での自費による事前血液検査を提案・実施。基準値をクリアした候補者のみを、治験実施医療機関にご紹介 。  

定量的成果: 事前検査の導入により、治験実施医療機関でのスクリーニング通過率が、従来の約30%から85%へと大幅に向上。無駄なスクリーニングコストと実施医療機関の負担を削減し、質の高い被験者50名を計画通りにご紹介した 。  

Case 03【第I相試験:タイムラインの前倒し達成】 

課題: 22泊23日という長期入院を伴うため、健康な若年層20名の確保が難航。FPIの遅延が懸念されていた 。  

インクロムの介入: 治験への協力意識が高い20代〜30代の登録会員にターゲットを絞り、試験の意義と詳細を丁寧に説明。参加意欲の高い候補者をリストアップ 。  

定量的成果: 募集開始から3週間で目標の20名を確保し、予備被験者を含めた計25名を提示。当初の計画を1週間前倒しで募集を完了させた 。  

ご利用の流れ

  1. ご相談・ヒアリング(無料)
    研究目的、対象者条件、目標人数、スケジュール、実施方法などをヒアリング。過去の実績に基づき、初期的な実現性について即時フィードバックします。
  2. ご提案・お見積もり
    具体的な募集プラン、スケジュール、想定KPI(到達数/適合率/充当見込み)と費用を提示。必要に応じてプロトコルの改善案やプレスクリーニングもご提案します。
  3. ご契約
    機密保持契約(NDA)締結後、基本契約、個別発注へと進みます。倫理指針や法令、広告表現の準拠について共同でレビューします。
  4. 募集・スクリーニング・日程調整
    自社パネルを主軸に募集を開始。電話・オンラインでの多段階スクリーニングや画像判定等で適格性を精査し、多チャネルでの段階的リマインドで参加率を最大化します。
  5. ご紹介・当日運営
    適格者を貴社にご紹介します。ご要望に応じ、会場・評価者・医療従事者の手配、当日の受付・進行管理、謝礼支払い事務まで一貫して対応します。

※ 所要期間は条件・人数により変動します。目安は無料相談でご案内します。

よくあるご質問

Q1. 相談から募集開始まで、どれくらいの期間が必要ですか?

A. 最速の場合、初回ヒアリング(30分)後、3営業日程度でキックオフ、ご契約と広告表現の確認を経て、さらに3〜7営業日で募集開始が可能です。緊急の案件には「48時間以内動員トライアル」もご用意しています。

Q2. 概算費用はどのように決まりますか?

A. 目標人数、条件の難易度、募集期間、実施地域、想定される適合率、実施方式などを基に、初期設定費用、運用管理費用、そして成功報酬(1名あたり費用)を組み合わせて算出します。

Q3. 条件が非常に厳しいのですが、対応可能ですか?

A. はい、それこそが私たちの専門領域です。自社パネル(登録約40万人、実働30万人以上)を最大限活用し、事前スクリーニングで確度を高めます。それでも困難な場合は、闇雲にチャネルを広げるのではなく、過去のデータから最も効率的な追加チャネルを限定的に利用します。並行して、データの質を損なわない範囲での条件緩和や、募集ロットの分割、対象地域の拡大といった戦略的な代替案もご提案します。

Q4. 欠員時のリカバリーは? 充当保証はありますか?

A. 私たちは、偶発的な欠員に左右されない「頑健な(Resilient)試験計画」を標準としてご提供します。計画段階で、過去の類似案件データに基づき予測される脱落率を算出し、それを補うための戦略的なオーバーリクルートや「オンコール(待機)被験者」を組み込みます。これにより、万が一の事態が発生しても、貴社が必要とするデータポイントの100%収集を目指し、試験の統計的検出力とタイムラインを保護します。これは事後対応ではなく、計画に織り込まれたリスク管理です。

Q5. スクリーニングの品質はどう担保しますか? 

A. 私たちのスクリーニングは、「性善説」に依存しない多層的な検証プロセスで品質を担保します。まず、医療専門家が監修したスクリーニング票で一次選抜。次に、経験豊富なスタッフが電話/オンラインで二次適格確認を行い、申告内容の矛盾点やニュアンスを深掘りします。さらに、画像判定や検査値の照合といった客観的証拠に基づき最終確認を実施。なりすましや重複参加を防止する照合システムも稼働させ、貴社の研究にノイズが混入するリスクを限りなくゼロに近づけます。

Q6. 連絡・日程調整・リマインド・謝礼事務の代行は可能ですか? 

A. はい、すべて代行可能です。メール・SMS・電話を組み合わせた多段階リマインド、予約システムの最適化、前日・当日の最終確認まで徹底し、参加率を最大化します。謝礼支払い事務も代行し、貴社の研究チームが付加価値の高いコア業務に集中できる環境を整えます。

Q7. 対応可能な地域や言語は? 

A. 日本全国で対応可能です(特に関東・関西圏に強み)。オンラインや在宅での試験設計も数多く手掛けています。案件の要件に応じて、在日外国人の方の募集や通訳の手配も検討可能です(海外での募集は別途協議)。

Q8. 契約や請求、キャンセルの規定は?

A. 基本契約と個別発注の組み合わせが標準です。ご請求はマイルストーン達成時、月次、完了時など、貴社の経理プロセスに合わせて柔軟に対応します。キャンセル規定については、発生費用や進捗率に応じた取り扱いを事前に書面で合意し、透明性を確保します。

Q9. 相談前に準備すべき情報はありますか?

A. もしお手元にあれば、対象者の条件(選択基準・除外基準)、必要人数と最終期限、実施形態(来院、入院、在宅など)、実施地域や会場の有無、おおよその予算感、プロトコルや研究計画書の草案などをご共有いただけますと、より具体的なご提案が可能です。もちろん、情報が不完全な状態でも全く問題ありません。ヒアリングを通じて、私たちが要件定義からサポートします。

コンプライアンスと品質保証

個人情報保護

目的外利用の禁止、最小限取得の原則を徹底。情報主体からの開示・訂正・削除・利用停止の要求に迅速に対応するフローを整備しています。

機密保持

相互NDAを締結し、アクセス権限を最小化。社内だけでなく、全ての関係者・委託先に対しても厳格な守秘義務を課しています。

情報セキュリティ

通信・データの暗号化、アクセスログの常時監査、期限付き共有など、技術的な安全管理措置を講じています。生体試料はICH M10準拠の管理体制です。

被験者保護と広告倫理

関連法規・ガイドラインを遵守し、被験者の人権と安全を最優先します。募集広告では、誤解を招く表現や過度な期待を抱かせる誘引を行いません。

次のビジネスチャンスを、最短で。

企画前のアイデア段階のご相談や、概算費用の確認だけでも歓迎します。
まずは一度、貴社の課題をお聞かせください。

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お電話でのご相談:06-6394-9700(平日 9:00〜17:30)
※ 記載の数値や所要期間は、案件の条件・設計により変動します。詳細は初回のご相談時にご案内します。