そのバイオマーカー探索、信頼性の高いデータ取得を、
詳細な臨床情報付き検体で実現します。

がん・認知症・希少疾患まで。患者様の背景情報(年齢・性別等)に合わせた健常者対照群を揃える
「マッチドペア検体」の収集を、研究計画からワンストップで支援します。


40年の支援実績。
製薬会社、バイオベンチャー、大学研究機関など、2,200以上の臨床試験で採用されています。

バイオマーカー研究を停滞させる、3つの典型的な課題

課題①:
対象被験者の確保と、対照群のマッチング

そもそも対象疾患の患者数が少ない。
対照となる健常者群の年齢や性別が、なかなかマッチしない。

課題②:
研究の価値を左右する、臨床情報の不足

検体は入手できても、その背景にある投薬歴や詳細な検査値、予後などの重要な臨床情報が紐づいていない。

課題③:
研究リソースを圧迫する、煩雑な付帯業務

倫理審査や被験者募集、各所との調整に多大な時間がかかり、本来の研究(データ解析や考察)に集中できない。


収集したデータが、信頼性の高い結論を導き出せなければ、
貴重な時間と予算は結果に結びつきません。

前セクションの「3つの課題」に対する、インクロムの具体的な解決策

私たちは単なる検体を提供する企業ではありません。
お客様の研究を成功に導くため、以下の3つの強みを活かした具体的な解決策をご提供します。

アイコン
【要アイコン差替】

強み①:
30万人超のパネルを活用した、精密な被験者リクルーティング

当社が保有する30万人超の登録パネルから、疾患・年齢・性別はもちろん、特定の臨床検査値やライフスタイルといった詳細な条件に基づき、研究計画に最適な被験者群と健常者対照群を精密にマッチングさせます。これにより、これまで確保が難しかった症例の収集も可能になります。

アイコン
【要アイコン差替】

強み②:
研究の信頼性を高める、詳細な臨床情報の付帯

研究成果の信頼性を高めるため、匿名化された診断情報、投薬歴、詳細な臨床検査データなどを検体に付帯してご提供します。ご要望に応じて、数年後の予後調査といった長期的な追跡にも対応可能です。

アイコン
【要アイコン差替】

強み③:
研究リソースを最適化する、業務プロセスの代行

煩雑な倫理審査(IRB)の申請サポートから、被験者とのコミュニケーション、検体採取の実施まで、研究遂行に必要な付帯業務を代行します。お客様は、最も重要なデータ解析や考察といった本来の研究業務にリソースを集中させることができます。

がん、生活習慣病から希少疾患まで。
多様な疾患領域と生体試料で、多角的な解析アプローチをサポートします。

お客様の研究目的や仮説に基づき、収集可能な疾患領域と生体試料の組み合わせをご提案します。
下記は対応実績のある領域・試料の一例です。リストにない場合でも、30万人超の登録パネルから収集できる可能性がありますので、まずはお気軽にご相談ください。

アイコン
【要アイコン差替】

がん領域

肺がん
乳がん
大腸がん
膵がん
子宮頸がん 等

アイコン
【要アイコン差替】

神経変性疾患

認知症(アルツハイマー病)
パーキンソン病 等

アイコン
【要アイコン差替】

生活習慣病・代謝性疾患

2型糖尿病
高血圧
脂質異常症 等

アイコン
【要アイコン差替】

自己免疫疾患・アレルギー

全身性エリテマトーデス(SLE)
線維筋痛症
花粉症
アトピー性皮膚炎 等

アイコン
【要アイコン差替】

婦人科疾患

子宮内膜症
子宮筋腫
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) 等

アイコン
【要アイコン差替】

希少疾患

指定難病など、リクルートが困難な疾患についてもご相談ください。

幅広い生体試料で、多角的な解析をサポート

血液由来試料

血清
血漿
全血(新鮮血)
PBMC

体液・分泌物

尿
唾液
涙液
呼気
鼻汁
汗・皮脂
精液・母乳

組織・その他

組織(生検・FFPE)
糞便
毛髪
爪・角層
乳歯

40年の経験が、困難な研究を成功へと導きます。

お客様の研究課題を解決した、実績の一部をご紹介します。

CASE 1:【高難易度・高品質】指定難病と、背景を完全にマッチさせた健常者検体

クライアント: 製薬会社様

お客様の課題:

新規バイオマーカーの検証のため、パーキンソン病患者の血液が必要でした。しかしそれ以上に、研究の信頼性を担保できる、年齢・性別などを厳密にマッチさせた健常者対照群の確保が困難でした。

インクロムのご提案:

30万人超の登録パネルから、まずパーキンソン病患者様をリクルート。その後、各患者様のプロファイル(年齢・性別・BMI等)に合わせ、条件に合致する健常者を一人ひとり精密にスクリーニングし、最適な対照群を構築するプランを提案しました。

導入後の成果:

患者群と対照群の背景因子が揃ったことで、統計的な比較解析における交絡因子(バイアス)を最小限に抑えることができました。これにより、データの解釈の妥当性が向上し、研究成果の信頼性を高め、次の開発フェーズへと移行することができました。

CASE 2:【大規模収集】リクルートが難しい後期高齢者を含む450例の計画的提供

クライアント: 検査機器企業様

お客様の課題:

高齢者向けバイオマーカー探索のため、前期・後期高齢者の血液が合計450例必要でした。特に75歳以上の後期高齢者の大規模なリクルートと、複数年にわたる安定的な検体供給が大きな課題でした。

インクロムのご提案:

広範な登録パネルを活用し、これまでアプローチが難しかった後期高齢者層にもリーチ。単年での一括収集だけでなく、お客様の研究計画に合わせた複数年にわたる分割納品プランを設計しました。

導入後の成果:

研究計画で定められた条件を満たす検体を、指定された期間内に計画通りに納品しました。これにより、プロジェクトの遅延を防ぎ、お客様は追加のリソースを投入することなく、当初のスケジュール通りにバイオマーカー探索業務を遂行することができました。

CASE 3:【精密リクルーティング】「HbA1cが7.0以上8.0未満」など、検査値での被験者選出

クライアント: 医療機器企業様

お客様の課題:

新規測定機器の性能評価のため、2型糖尿病患者の血液が必要でした。しかし、単に糖尿病患者というだけでなく、「HbA1cが特定の範囲内にある」という極めて詳細な条件を満たす被験者を、200例規模で集める必要がありました。

インクロムのご提案:

当社が保有する詳細な臨床検査データ付きの登録パネルをスクリーニング。条件に合致する候補者を効率的にリストアップし、低値から高値までバランス良く分布するようにリクルート計画を立案・実行しました。

導入後の成果:

HbA1c値が低値から高値まで、指定された範囲内にバランス良く分布する検体セットを収集・提供しました。これにより、お客様は機器の測定範囲全域における性能評価を計画通りに実施でき、製品の上市承認申請に必要なエビデンスを構築することができました。

探索から検証へ。研究の進展に伴う、追加の検体収集を効率化しませんか?
都度の倫理審査(IRB)と契約手続きを省略。「長期提供プラン」をご提案します。

インクロムの「長期的 生体試料提供プラン」は、あらかじめ研究全体の計画(例:探索フェーズ、検証フェーズ)で
一度だけ倫理審査(IRB)の承認を得ることで、追加の検体収集が必要となった際の、
時間とコストのかかる手続きを省略します。

アイコン
【要アイコン差替】

費用面での効率化

倫理審査費用や契約にかかる管理費は、研究計画全体の最初の1回のみ。2回目以降は検体採取にかかる費用だけで済み、トータルコストを大幅に削減できます。

アイコン
【要アイコン差替】

研究開発のリードタイム短縮

煩雑な書類作成や手続きの繰り返しがなくなるため、「次の検体が必要だ」という意思決定から、実際の納品までに要する期間を大幅に短縮できます。これにより、お客様は本来の研究業務にリソースを集中させることが可能になります。

アイコン
【要アイコン差替】

計画の柔軟性と拡張性

「年間で最大〇〇検体まで」といった枠組みで契約し、必要なタイミングで1検体からでもオーダーが可能です。研究の進捗に応じて、柔軟に計画を実行できます。


バイオマーカーの探索から検証フェーズへの移行や、同一コホートでの縦断研究など、
複数回にわたる検体収集が見込まれる研究計画において、本プランは特に有効です。
ぜひ一度、お客様の研究の全体像についてお聞かせください。

お問い合わせから検体納品までの標準プロセス

お問い合わせから納品まで、各ステップにおいて当社がどのようにサポートし、
プロジェクトを推進するのかを具体的にご説明します。

STEP 01

メールや吹き出しのアイコン
【要アイコン差替】
お問い合わせ・無料相談

まずは、お客様の研究のアイデアや課題、ご要望をお聞かせください。「こんな検体は集まるだろうか?」といったアイデア段階のご相談も大歓迎です。専門スタッフが丁寧にお伺いします。


STEP 02

電球やグラフのついた書類のアイコン
【要アイコン差替】
ヒアリング・ご提案

お伺いした内容に基づき、収集計画、概算費用、および実施スケジュールをご提案します。


STEP 03

盾にチェックマークのアイコン
【要アイコン差替】
倫理審査(IRB)サポート

研究実施に不可欠な倫理審査(IRB)のプロセスにおいて、申請に必要な書類作成を支援します。


STEP 04

握手や契約書のアイコン
【要アイコン差替】
ご契約

ご提案内容にご納得いただけましたら、契約を締結します。ここまでの準備期間は、通常1.5~2ヶ月程度が目安となります。


STEP 05

人物のグループのアイコン
【要アイコン差替】
被験者募集・検体採取

契約後、計画書に基づき被験者の募集と検体採取を開始します。実施状況については、定めた方法で進捗をご報告します。


STEP 06

配送トラックや箱のアイコン
【要アイコン差替】
検体・データの納品

採取した生体試料と、ご要望に応じた臨床情報を、厳密な品質管理のもとでお届けします。新鮮血であれば、採血当日の発送も可能です。


STEP 07

カレンダーと矢印のアイコン
【要アイコン差替】
(オプション)追跡調査

研究のさらなる発展のために、数年後の予後情報など、長期的なデータ収集にも対応します。お客様の研究を継続的にサポートする体制が整っています。

まずは、お客様の研究計画についてご相談ください。

お客様の研究計画の実現可能性や、具体的な検体収集計画について、まずは専門スタッフがご相談を承ります。
まだ構想段階のアイデアでも、当社の40年の支援実績と30万人超のパネルデータを基に、
実現に向けた具体的な道筋や概算費用をご提示することが可能です。

無料相談で、研究の実現性を確認する

サービス資料をダウンロード(PDF)


お電話でのお問い合わせ

TEL:0X-XXXX-XXXX

受付時間:平日 9:00~17:30